AM11〜15 臨床検査医学総論

第64回 臨床検査技師 国家試験 解説集
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こちらでは、平成30年(2018年)に実施された

第64回 臨床検査技師国家試験 AM11〜15 臨床検査医学総論

の解答と解説を掲載しております。

AM11 問題

一次救命処置(BLS)でないのはどれか。

  1. 応援を呼ぶ。
  2. 意識を確認する。
  3. 胸骨圧迫を行う。
  4. 心肺停止の原因を検索する。
  5. 自動体外式除細動器(AED)を用いる。
解答と解説

解答:4

  1. 一次救命処置である。
  2. 一次救命処置である。
  3. 一次救命処置である。
  4. 原因の究明は救命処置の後の作業である。
  5. 一次救命処置である。

AM12 問題

骨髄において赤芽球の過形成を呈するのはどれか。

  1. 腎性貧血
  2. 骨髄線維症
  3. 多発性骨髄腫
  4. 慢性骨髄性白血病
  5. 自己免疫性溶血性貧血
解答と解説

解答:5

  1. エリスロポエチン産生低下による貧血である。
  2. 無効造血のため、過形成にならない。
  3. 形質細胞の産生が亢進する病態である。
  4. 白血球が過形成となる病態である。
  5. 溶血の代償として赤血球産生が亢進する。

AM13 問題

偽性高カリウム血症の原因になるのはどれか。

  1. 肝硬変
  2. 腎不全
  3. 再生不良性貧血
  4. 本態性血小板増加症
  5. 自己免疫性溶血性貧血
解答と解説

解答:4

  1. 原因とならない。
  2. 原因とならない。
  3. 原因とならない。
  4. 増加した血小板からのカリウムの溶出が原因となる。
  5. 原因とならない。

AM14 問題

動脈血ガス分析の所見を示す。
pH  7.32
Na⁺ 142 mEq/L
Cl⁻  106 mEq/L
HCO₃⁻ 24 mEq/L
考えられる病態はどれか。

  1. 尿毒症
  2. 乳酸アシドーシス
  3. 尿細管性アシドーシス
  4. 原発性アルドステロン症
  5. 糖尿病性ケトアシドーシス
解答と解説

解答:3

  1. AGが増加する。
  2. AGが増加する。
  3. AG=142ー(106+24)=12のためAGは正常である。Cl⁻が代償的に増加しAGは正常となる。
  4. 腎からのH⁺喪失により代謝性アルカローシスとなる。
  5. ケト酸増加によりAGが増加する。

AM15 問題

肺癌の腫瘍マーカーとして使用されないのはどれか。

  1. CA15-3
  2. CEA
  3. CYFRA21-1
  4. NSE
  5. ProGRP
解答と解説

解答:1

  1. 乳癌の腫瘍マーカーである。
  2. 使用される。
  3. 使用される。
  4. 使用される。
  5. 使用される。

出典:厚生労働省ホームページ 第64回臨床検査技師国家試験問題および正答について
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp180511-07.html

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