PM11〜15 臨床検査医学総論

第62回 臨床検査技師 国家試験 解説集
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こちらでは、平成28年(2016年)に実施された

第62回 臨床検査技師国家試験 PM11〜15 臨床検査医学総論

の解答と解説を掲載しております。

PM11 問題

拍動を触診できない動脈はどれか。

  1. 総頸動脈
  2. 腕頭動脈
  3. 腋窩動脈
  4. 膝窩動脈
  5. 後脛骨動脈
解答と解説

解答:2

  1. 触診可能である。
  2. 深部に存在するため、触診できない。
  3. 触診可能である。
  4. 触診可能である。
  5. 触診可能である。

PM12 問題

RNA ウイルスはどれか。2つ選べ。

  1. EB ウイルス
  2. アデノウイルス
  3. インフルエンザウイルス
  4. サイトメガロウイルス
  5. デング熱ウイルス
解答と解説

解答:3,5

  1. DNAウイルスである。
  2. DNAウイルスである。
  3. RNAウイルスである。
  4. DMAウイルスである。
  5. RNAウイルスである。

PM13 問題

全身性エリテマトーデス(SLE)の特徴として正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. 光線過敏症が出現する。
  2. 高齢者になってから発症する。
  3. 男性に多い。
  4. 白血球が増加する。
  5. 発熱がみられる。
解答と解説

解答:1,5

  1. 20~40歳代の女性に好発する。
  2. 女性に好発する。
  3. 汎血球減少症である。

PM14 問題

陽性の場合、確定診断に適している検査の特徴はどれか。2つ選べ。

  1. 感度が高い。
  2. 特異度が高い。
  3. 陰性適中率が高い。
  4. 陰性尤度比が高い。
  5. 陽性尤度比が高い。
解答と解説

解答:2,5

  1. 感度よりも特異度が高いことが有用である。
  2. 0に近いほど診断価値が高い。
  3. 疾患群でその検査が陽性となる確率をいうため、高いほど有用である。

PM15 問題

髄液検査で細胞数4/μL、蛋白質 76 mg/dL、グルコース 52 mg/dL であった。考えられるのはどれか。

  1. Guillain-Barré 症候群
  2. 化膿性髄膜炎
  3. くも膜下出血
  4. 結核性髄膜炎
  5. 日本脳炎
解答と解説

解答:1

  1. 自己免疫疾患のため、感染症のような細胞数の増加と糖の低下はみられない。自己免疫疾患のため、抗体などの蛋白が増加する。
  2. 細菌感染症のため細胞数は増加し、糖も低下する。
  3. 出血がみられる。
  4. 細菌感染症のため細胞数は増加し、糖も低下する。
  5. ウイルス感染症のため細胞数増加はみられるが、糖は低下しない。

出典:厚生労働省ホームページ 第62回臨床検査技師国家試験問題および正答について
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp160411-05.html

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